自社アピールは効いている?自社ブログやコラム運営のススメ

こんにちは!

ナレッジルーム採用WEBマーケ コンサルタントです!

今回は、「自社ブログとコラム運用のススメ」についてお話しさせて頂きます!

 

 

自社ブログやコラムの位置づけ

 

調べごとや情報収集をするとき、企業発信のブログやコラムを目にすることも多くなりました。まずは、企業がコーポレートサイト以外にブログやサイトを運営するようになった背景を見ていきましょう。

 

①現代の消費者の購買行動のカタチ

 

消費者が何かを購入しようとするとき、その多くがインターネットで情報収集をします。販売店舗に出向かなくても、口コミを見たり、類似商品と比較したりして買うかどうかを決めています。

 

さらには、購入の決済や配達までもオンライン上で手配できるようになりました。インターネットで完結する購買の割合は、ますます拡大、この傾向は決して一過性のものではありません。

 

②Webマーケティングの必要性

 

オンライン販売と購買が活況になっていることから、あらゆる分野の企業にWebマーケティングが求められています。

 

かつては、テレビCMやチラシ広告、店舗でのプロモーション、営業活動などで認知度の向上が図られていましたが、消費者の動向も変わったため、従来の方法では顧客を獲得することが難しくなったのです。

 

現在ではWebのほうが効率的ですし、現実的な効果を見込めます。Web上での顧客の争奪戦は、ますます激化するでしょう。

 

③採用マーケティングの必要性

 

購買活動だけでなく、仕事を探す求職者もオンラインの活用が主流となりました。消費者に対するマーケティングでWebに重きが置かれるのと同じように、企業の採用でもWebマーケティングの概念が適用されるようになったのです。

 

マーケティング、もしくはWebマーケティングといっても、多種多様な方法があります。各社、こぞって効果のあるマーケティング手法を模索しているのです。

 

④マーケティングツールとしてのブログやコラム

 

世界中の企業のWebマーケティングが活発に行う中、ブログやコラムは、現代のWebユーザーのニーズにマッチするマーケティング手法という認識が高まっています。

 

ブログやコラムの特徴は、あとの項目でご紹介しますが、現代の消費者や求職者の営業に対する警戒心を解き、信頼性を築いていくことのできる媒体なのです。

 

⑤現代社会に効く自社アピールとは?

 

「紹介し、売り込み、購入してもらう」というマーケティングや営業の流れが通用しなくなっています。代わりになる商品やサービスはいくらでも存在するのです。このことは、現在の就職/転職市場に見られる「売り手市場」の傾向にも類似します。

 

個人のニーズはますます多様化し、「いいですよ」「魅力的でしょう」と伝えたところで「そうですね」という反応はごく一部に限られるでしょう。その状況にあって、押しの強い売り込みは逆効果となります。嫌悪感、不信、敬遠を招くだけなのです。

 

趣向を凝らし、魅力を詰め込み、煽る広告よりリアルな情報を継続的に伝え、信頼を築いていくほうが、結果的に企業は目的にたどり着きやすくなっています。そこで頼りになるのがブログやコラムの特質なのです。

 

ブログとコラムのそれぞれの特徴と効果

 

ブログやコラムは同じサイトに混在することも多いのですが、厳密には特徴は異なります。特徴が異なれば、マーケティングツールとしての効果も微妙に違ってくるのです。

ここで、それぞれの特徴と期待できる効果を確認しましょう。

 

①ブログは「社内の事実を提供」

 

採用ブログでは、社内の日常や内部の状況を個人(担当者)目線で求職者にリアルに伝えることができます。「〇〇を開催しました!」「~のポジションの求人募集を開始しました」「営業部門の〇〇さんにインタビュー!」など多彩なテーマで発信できるのも特徴です。

 

求人サイトや採用サイトに掲載することがらのパーツパーツを、リアルな事実に乗せて詳しく届けられるのです。ブログは、少しでも自社に興味を持った人材の「企業の内情を知りたい」という欲求に応えることができます。

 

②コラムは「社内の知識を提供」

 

企業のコラムでは、自社の業界・事業、業務に関連するトレンド情報やノウハウを発信します。自社に少しでも興味のある人材なら多くの関連知識を深めておきたいと思うはずです。

 

コラムを見るユーザーは転職意欲のある人材に留まりません。同業界で活躍している人材も知識やスキル強化に向けて読んでくれる可能性があります。そのときの、引き寄せの源はコラムの内容です。自社を知っているか否かは関係ありません。

 

つまり、自社を知らない転職潜在層にも、自社を知ってもらうきっかけになるのです。

 

ブログやコラムで自社アピールに成功している事例

 

ブログやコラムを運営している企業は数多く存在しています。ここで、3つの成功企業をご紹介します。

 

①freee採用ブログ

 

クラウド会計ソフトや人事・労務ソフトを手掛けるfreee(フリー)は、採用ブログで、日々の出来事やイベント、採用情報を配信しています。

 

そのほか、公式、経営者、開発者のブログも配信。スモールビジネスの成長をサポートする企業として、経営者に役立つ情報を届ける「経営ハッカー」やパラレルキャリアを応援する「パラキャリ」なども運営しています。

 

どんな事業をどのような思いで行っているのかが見えてくるメディア展開です。企業の実態とともに、技術やスキルのノウハウも詰まっています。

 

採用ブログ:https://jobs.freee.co.jp/recruitblog/

開発者ブログ:https://developers.freee.co.jp/

経営ハッカー:https://keiei.freee.co.jp/about

パラキャリ:https://parallelcareer.freee.co.jp/

 

②LINE HR BLOG

 

LINEは、2012年から社員のワークスタイルや価値観などを紹介するブログを運営しています。

 

長期にコンスタントに更新されているため事業の変遷や歴史も見ることができるのです。とてもシンプルな作りですが、一人ひとりの社員のカラーや思いが伝わってきます。

 

もちろん採用情報もリアルタイム配信。LINEについてのあらゆる情報が確認できるため、求職者にとっては読み応えのある媒体のはずです。

 

LINE HR BLOG:http://line-hr.jp/

 

③mercan (メルカン)

 

メルカリが運営するmercan(メルカン)も高評価のブログサイトです。応募してくる人材のこのブログやコラムを読んでいる確率がとても高いのだとか。

 

読んで入社したいと思ったという人もいるでしょうし、読み込んでいればメルカリについての理解度が高いとも考えられるので、ミスマッチが起きる可能性も低く定着率が高いことでも有名です。

 

記事作成に協力する社員のモチベーションやエンゲージメントのアップにも一役買う媒体となっているようです。

 

mercan (メルカン):https://mercan.mercari.com/

 

採用時の自社アピール!ブログやコラムのメリット

 

では、ブログやコラムの運営が採用時にどのようなメリットをもたらすのかをご紹介します。

 

①売り込み感が薄れる

 

求人サイトや採用専用のサイトでは、どうしても求人を集めるための広告というイメージが強くなります。ブログやコラムは、随時更新で求人以外の内容も含まれるため、宣伝の目的を読み手が感じにくい媒体です。自然に内容に引き込み、抵抗感なく読み進めてもらうことができます。

 

②情報がリアルに伝わりやすい

 

ブログの一記事は、求人情報にある文章のほんの一部分について、拡大してエピソードで表現できます。信ぴょう性はもちろん、具体性も十分です。

 

たとえば、独自の休暇制度を設けていたとします。求人項目では制度の名前と概要だけを記載することも多いでしょう。ブログでは、社員がどのようにその制度を利用しているのか、どんな感想を持っているのかなどの反応も伝えられるのです。

 

業務内容も該当社員の一日を追ったり、ある課題についての見解をインタビューしたりすれば、リアルな姿を届けることができます。事実が詳しく伝われば、マッチングの精度も高まるのです。

 

③潜在層をナーチャリングできる

 

ブログやコラムは、求人情報に限らないため、転職潜在層にも読まれる可能性があります。記事の内容に興味を持ち、有益と感じたユーザーは、継続的に読んでくれるかもしれません。

 

記事を読むごとに、無意識にも自社との結びつきは強くなります。関連する仕事をしていることが多いので、いざ、転職しようと思ったときに、自社を候補として思い浮かべてもらえる確率は高まるでしょう。

 

ですから、ブログやコラムの内容は、欲しい人材に響くものにすることが大切なのです。

まとめ

 

ブログやコラムは、「自社の魅力は〇〇です!」と言葉で表現しなくても自社アピールができます。言葉より、明確で、信ぴょう性のある情報を届けられるツールなのです。

 

継続的な更新・運用が求められますが、求人案内や採用サイトに掲載しているパーツを切り取ると思えば、いろいろなネタが浮かぶのではないでしょうか。

 

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

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