求人ボックス vs indeed(インディード)

以前はindeedの1強でしたが、ここにきて求人ボックスを利用する人が増えてきています。
日本の3大求人まとめサイトといえばindeed、スタンバイ(Yahoo!しごと検索)、求人ボックスです。今回は勢いを感じる求人ボックスに焦点を合わせ、先行している求人まとめサイト代表のindeedと比較してみました。
本記事は求人サイト・採用サイト運営側目線の記事となっております。indeed・求人ボックスの利用を考えている運営者は是非参考にしてください。

求人ボックスとは?

求人ボックスとは、2015年10月よりカカクコムが運営している求人専門の検索まとめサイト(特化型検索エンジン)で、indeedと同じようなサービスとしてスタートしました。いろいろな採用サイト・求人サイトをクローリングし、ユーザーが検索しやすいようにまとめています。
検索結果1ページ中に求人20件、求人広告8件が表示されるようになっています(2021年5月現在)。求人ボックスは職種・キーワード・地域などの求人検索結果が1ページとしてGoogleにインデックスされるように工夫されており、Googleで求人を検索した求職者が流入する仕組みになっています。

求人ボックスとindeedの違い

まず、求人ボックスとindeedの大きな違いはユーザー数です。indeedの方が圧倒的に多く、求人ボックスが500万人(月間)に対してindeedは2300万人、約4.6倍です。

それならば、自社運営の求人・採用サイトの広告はindeedへ出すべきです。 しかし、indeedへ広告を出しても思うように求職者を獲得できない企業が増えてきています。
indeedへ広告配信する企業が増え、求職者獲得競争が激しくなり、indeed内で求人を表示させるのが難しくなっていることが大きな理由です。
また、表示されるアルゴリズムの変化も関係しています。indeedはここ1年ほど、頻繁にアルゴリズムを変えてきています。

ここ1年の求人ボックスから感じるのはコンテンツの充実です。地域の情報、職種の平均収入など、求人を探している人にとってメリットがある情報を検索しやすいように作っています。とても日本人に好まれる感じがします。

また、indeedは「まとめ求人サイト」から「広告求人サイト」側に寄ってきているように感じます。
情報量が増え、indeed内で表示がダブってきていることも強く感じます。求人がダブった時は、直接投稿の直接応募求人が1番優先的に表示されます(直接応募求人とは企業が自社の社員・パートを募集している求人。いわゆる紹介・派遣・広告ではない求人)。
「広告求人サイト側に寄った」と感じるのは、新規求人広告サイトの有料広告をほとんど受けないようになってきているからです。求人広告サイトとはタウンワーク、バイトル、アイデムなど広告だけが掲載されている求人サイトです。求職者をindeedの外にはなるべく出さず、indeed内で完結するようになってきていることを感じます。
求人ボックスにはそのような制限が見られません。もしかすると、求人ボックスもいずれそのようになるかもしれません。

課金のタイミング

indeedの場合

課金のタイミングは両サイトともクリックによる課金です。しかし、クリック後については違いがあります。
indeedではクリック後、indeed内に求人詳細が表示され、「応募先へ進む」ボタンをクリックすると対象の求人サイトへ飛ぶようになっています。
広告クリックから対象求人サイトへのアクセスは1%から5%です。つまりワンクリック100円で100人からクリックされたとして、10,000円で1人から5人の訪問者が見込めます。

求人ボックスの場合

求人ボックスもクリック課金制は同じです。しかし、クリック後、求人ボックス内で求人が表示されず、元の求人サイトへ飛びます。
そのため、広告クリック費用に対してのコンバージョン(CPA)を考えると、indeedと比べて大変低コストで運用できます。100人からクリックされれば、100人の訪問者が見込めます。indeedの20倍から100倍の計算になります。
しかし、サイト訪問者が必ず応募するわけではありません。indeedで求人を閲覧した上で掲載元サイトへ進んでくれる求職者はやはり応募率が高くなりますし、求人ボックスでは単に求人詳細を見たい求職者の割合が高くなるので、結果として職種にもよりますが5割から2割程度、応募コストが安くなるような気がします。

広告を取り込ませる方法

indeedも求人ボックスも広告を利用するために求人サイトの求人を取りこませなければなりません。方法は2種類、クローリング方式とXMLフィード方式になります。

indeedの取り込ませ方式

indeedから正式に発表されてはいませんが、XMLフィードの利用に関しては様々な制限があります。
例えば求人件数が2万件以上、運用金額がある程度高額であることなどです。しかし、代理店によっては制限なく使えるという噂もあり、はっきりしていません。
ほとんどがクローリング方式だと思っていて間違いないと思います。

求人ボックスの取り込ませ方式

求人ボックスではクローリング方式、XMLフィード方式を利用側で選択できます。
おすすめはXMLフィード方式です。XMLフィード連携を行うことでクローリング連携に比べ更新頻度を高めることができ、より効果的な配信が可能となります。
注意事項として、オーガニック枠への掲載にXMLフィードを利用することはできませんが、XMLフィード情報の一部がオーガニック枠に利用されるケースもあります。
XMLフィードを上手に利用するためには求人サイト側に優れた機能が必要になってくるので、求人サイト制作時に、XMLフィードに対応しているか、キャンペーン分けなどができるか確認をするべきです。
XMLフィードは今後多くの求人検索エンジンなどで利用できるようになるので、複数利用できる仕様にしておくことがベストです。

まとめ

コスト的には求人ボックスが有利になりますが、応募人数を確保できるかが大きな問題になります。
特にエリア、職種などを絞った求人サイトで人数を獲得するためにクリック単価を1000円で2日間実験したことがありますが、2件のコンバージョンで32万、1登録16万かかってしまいました。
このことからたくさんの応募を獲得したいのであればindeed、安い単価でそこそこの数の応募を獲得したいのであれば求人ボックスで考えるのが妥当だと思います。
ただ、すぐに応募につながらなくてもクリックが増えていけば今後、Googleのオーガニックで良い評価につながるのでアクセス数は稼ぐ必要があり、求人ボックスは利用すべきだと思います。

人材紹介ビジネスコンサルティング
求人サイト制作で失敗しないために知っておきたいこと