indeed(インディード) vs 求人ボックスvs スタンバイ

この記事は2021年7月に「求人ボックス vs Indeed」として投稿しました。しかし、3年間(2024年5月現在)経過で、アグリケーション求人サイト(複数サイトを読み込んでできている求人サイト)の仕様に変更がおきており、記事を現在のものにバージョンアップしました。

以前はindeedの1強からはじまり、求人ボックス、スタンバイなどの他のアグリケーション求人ができてから、少しづつ求人ボックス・スタンバイを利用する人が増えてきています。前の記事では日本の3大求人まとめサイトindeed、求人ボックス、スタンバイ(Yahoo!しごと検索)のなかで勢いを感じる求人ボックスに焦点を合わせ紹介しましたが、indeedのサービス変更が頻繁に行われている中で3求人まとめサイトindeed、求人ボックス、スタンバイ(Yahoo!しごと検索)を比較してみました。

今回、更新した記事では3求人まとめサイトのクリック課金されるタイミングや新サービスの追加など変更されており、2025年4月から変更されるクローリング形式の「indeedエントリー」必須化についても少し、触れていきたいと思います。
本記事は求人サイト・採用サイト運営側目線の記事となっております。あくまでも、私自身の経験や感想に基づいて、indeed・求人ボックス・スタンバイについて語ります。したがって、ここで述べる内容は全て私の主観に基づくものであり、客観的な事実とは異なる場合があります。読者の皆様が同じ体験をしたとしても、感じ方には個人差があることをご理解いただければ幸いです。indeed・求人ボックス・スタンバイの利用を考えている運営者は是非参考にしてください。

indeedとは?

indeedは、Web上に公開されたさまざまな求人情報にアクセスできる、世界No.1*の求人検索エンジン(アグリケーション求人サイト)です。

indeedはアメリカ発のサービスです。現在はリクルートの子会社になっていますが日本だけで強いのではなく、間違いなく世界最大になっています。

従来の求人サイトでは、求職者は各サイトを個別に訪れて求人を検索する必要がありました。一方、indeedでは、求人サイト、企業の採用ホームページ、ハローワークなど、さまざまな求人情報を一括で検索できます。

indeedを利用することで、求職者は自分に合った求人をより簡単に探すことができます。

indeedについて説明するとindeedだけでこの記事は終わっしまいますので下記の記事を参考にしてください。

indeedについてまとめた記事へ

求人ボックスとは?

求人ボックスとは、2015年10月よりカカクコムが運営している求人専門の検索まとめサイト(特化型検索エンジン)で、indeedと同じようなサービスとしてスタートしました。いろいろな採用サイト・求人サイトをクローリングし、ユーザーが検索しやすいようにまとめています。

検索結果1ページ中に求人27件から29件、求人広告11件から21件が表示されるようになっており、検索キーワードにより異なっいています(2024年5月現在)。クリックで求人情報が求人ボックス内に表示されることにより、今まで職種に関連する情報が求人一覧の下に表示されることにより求人ボックスの特徴が少し失われてきており、よりindeedに近くなってきています。

求人ボックスは職種・キーワード・地域などの求人検索結果ページに求人情報だけでなく職種に関連するキーワードによるリンク集や、類似のエリア、探している職種の基本情報まで掲載されており、日本人の細かいところを気にする性格にあった求人検索まとめサイトになっていましたがプラスアルファの情報が下に来ることによりindeedに近くなり、Googleでの検索結果でindeedを順位的に超すところが減ってきているような気がします。

スタンバイとは?

スタンバイもアグリケーション求人サイトで2015年にリリースされた「特化型の検索エンジン」です。ヤフー株式会社・LINE株式会社などを傘下に収めるZホールディングス株式会社と、最近上場した『ビズリーチ』を運営する株式会社ビズリーチが共同で設立した、「株式会社スタンバイ」が運営しています。

スタート時点は100%ビズリーチのサービスとしてスタート。2022年1月ごろは、掲載されている求人が約1500万件になっており、求人のダブつき、いわゆる同じ求人が掲載されており、スタンバイ内ではこの求人をindeed・求人ボックスなみの700万程度に減らそうと考えております。特に有料職業紹介いわゆる人材紹介の求人はタブっているものも多いので減らされています。

また、求職者を獲得しようと同じ求人を掲載し求人数を増やそうと行っているサイトは無料から削除されていたり、広告配信がストップをかけられています。

Googleの検索結果いわゆるSEOでは求人ボックスに水をあけられています。また、一時はYahoo内では「Yahooしごと検索」というサービス名で運用していましたがスタンバイに統一したことにより、使っている感じで少しユーザーが減ったような気がします。(スポンサー広告を使うユーザー目線で)

indeed・求人ボックス・スタンバイの違い

まず、求人ボックスとIndeedの大きな違いはユーザー数にあります。Indeedのユーザー数は圧倒的に多く、求人ボックスが月間1015万人に対して、Indeedは約4000万人、つまり約4倍です。スタンバイについても正確なユーザー数は公表されていませんが、Webページのトップには月間1000万人を超えると表示されています。最近のIndeed、求人ボックス、スタンバイの動向はどうなっているのでしょうか?

indeedの最近の動向

まず、「Indeed Plus」の開始と、来年に予定されているクローリングサイトへの求職者誘導の廃止が挙げられます。これは、Indeedがユーザーを自社サイトから逃がさないようにするための取り組みです。そのため、自社運営の求人・採用サイトは「Indeedエントリー」の導入に備える必要があります。今後、求人サイトを制作する企業は、「Indeedエントリー」が作れるようなAPI連携が可能なサービスを利用することが必須となります。これにより、WordPressなどの一般的な求人サイトの制作は難しくなるでしょう。

また、求人広告はまずIndeedに出すべきです。しかし、最近ではIndeedに広告を掲載しても、無料で思うように求職者を獲得できない企業が増えています。これは、Indeedへの広告配信企業が増え、求職者獲得競争が激化しているため、無料での求人表示が難しくなっているからです。

さらに、Indeedでは表示アルゴリズムの変化と求人項目の追加も行われました。これにより、求人情報を変更・更新をおこなわないと「直接掲載」サービスの利用が難しくなりました。特定の求職者層に対して強みを持つようになっています。Indeed Plusのスタートにより、不得意な求職者のカバーも進み、求職者を集める最強ツールとなりました。

求人数の増加により、Indeed内で求人が重複して表示されることも見受けられます。しかし、Indeed Plusの開始により、直接採用企業の予算がIndeed Plusに流れる結果、Indeed Plusを利用できない人材紹介会社の求人にも応募が発生することが予想されます。

求人ボックスの最近の動向

求人ボックスも課金するタイミングを大きく変更になりました。これが求人ボックスの広告によるCPAに大きな影響を与えました。下の課金するタイミングを参照してください。

ここ1年の求人ボックスから感じるのはindeedのサービス内容を追いかけているような気がします。indeedとの違いを感じなくなり、テレビCMも減り、少しSEO的にも落ちてきています。

地域の情報、職種の平均収入など、求人を探している人にとってメリットがある関連情報を下の方に表示されるていますし、求人検索しやすいように検索結果一覧の途中で地域を絞るような「地域リンク」が表示されていますがやっぱり、大きくindeedと違いを感じません。

しかし、求人ボックスの売上は伸びています、これは課金するタイミングの変更とindeedで獲得できなくなった企業が求人ボックス。スタンバイに流れたものです。CPA(求職者1人獲得するための単価)が高くなってきていますし、安定して獲得できません。感じるのは広告を開始した時は良い結果がでますが続きません。職種によってはたくさんの求職者は集めることはできないがCPAを抑えながら運用できます。

スタンバイの最近の動向

スタンバイは一時的に同じ求人であふれかえり、その精査が行われています。アグリゲーション型求人サイトでは、新着求人と求人数が効果を発揮するために重要です。

しかし、人材紹介の求人は一度掲載されると新しい求人があまり増えず、求人数を増やすのが難しいです。

このため、意図的にタイトルを少し変えて求人を増やす掲載者がいます。Indeedではこのような行為の取り締まりが厳しくなっていますが、スタンバイや求人ボックスでは当初、さほど厳しくしていませんでした。

しかし、求職者にとって無意味な掲載が増えるとサイトから離れてしまいます。このため、スタンバイも取り締まりを強化し、サイト全体の求人数を絞り、同じ掲載会社による同じ求人を無料掲載から排除しました。これにより、掲載頻度が落ち、CPA(顧客獲得単価)が上がり、新着求人も減少しました。

同じ求人掲載の結果か新着求人の減少かわからないですが、SEO的にスタンバイの評価が下がり、求人ボックスの方が上位に表示されるようになっています。

しかし、スタンバイはYahoo運営のLINEヤフー株式会社が株主であるため、Yahooの協力を得ています。Yahooでは「Yahooしごとカタログ」という新しいサービスを始め、その中でスタンバイの求人を掲載しています。これは「会社の口コミ」と「求人情報」が一つになったサービスで今後、新しい求職者の集客の一つになるかもしれません。スタンバイの広告は以前行っていたテレビCMも見かけなくなっています。現在はWEB広告に力を入れているようです。

課金のタイミング

indeedの場合

課金のタイミングは3サイトともクリックによる課金です。しかし、クリック後については違いがあります。
indeedではクリック後、indeed内に求人詳細が表示され、「応募先へ進む」ボタンをクリックすると対象の求人サイトへ飛ぶようになっています。
広告クリックから対象求人サイトへのアクセスは1%から5%です。つまりワンクリック100円で100人からクリックされたとして、10,000円で1人から5人の訪問者が見込めます。

求人ボックスの場合

求人ボックスもクリック課金制は同じです。この部分が大きく変わった部分です。しかし、2021年10月以前はクリック後、求人ボックス内で求人が表示されず、元の求人サイトへ飛んでいました。しかし2021年10月からスマホだけ、indeedと同様にクリック後、求人ボックス内で求人の詳細が表示され、課金されるようになっていましたがPCも現在(2024年5月)はスマホと同じ流れになり、indeedと同様になりました。

依然と比較すると訪問者が見込めなくなってしまったのでCPAが高くなってしまいました。indeedと比べて大変低コストで運用できます。100人からクリックされれば、100人の訪問者が見込めます。indeedの20倍から100倍の計算になります。
しかし、求人ボックスで求人を閲覧した上で掲載元サイトへ進んでくれる求職者はやはり応募率が高くなります。更に求人ボックスで求人閲覧をされているので記載もとでは応募フォームが表示される仕様にされた方が登録率が高くなると思われます。広告を効果的に利用するにはGoogleのアナリティクスをいれてしっかり管理し運用することがとても大切になってきています。

スタンバイの場合

スタンバイの有料広告課金されるタイミングですが求人をクリックされた時点で課金されますがクリック後、スポンサーの求人サイトが表示されます。2021年10月に求人ボックスが求人ボックス内での表示課金になり、日本三大アグリケーション求人サイトの中ではスタンバイだけがクリック(課金)と同時に掲載元の求人サイトを表示して掲載元の求人サイトの訪問者を増やすことのできるメリットを持っています。これはやり方によってはindeed・求人ボックスよりも、CPA(応募単価)を抑えることができます。

広告を取り込ませる方法

広告を利用するために求人サイトの求人を取りこませなければなりません。方法は大きく2種類、クローリング方式とXMLフィード方式になります。

indeedの取り込ませ方式

indeedから正式に発表されてはいませんが、XMLフィードの利用に関しては様々な制限がありました。現在はXMLフィードの利用条件が無くなり、採用サイトで求人数件でも利用できるようになっています。

しかし、2025年4月からクローリング方式・XMLフィード方式だけでは利用できなくなります。「indeedエントリー」の実装が必須になります。

「XMLフィード方式」+「indeedエントリー」もしくは「API連携」+「indeedエントリー」の選択後、最終的には「API連携」+「indeedエントリー」のみになります。

これから、求人サイトや採用サイトを制作を検討されている企業は「API]の技術を持っている会社を利用することをお勧めします。

求人ボックス取込み方式

求人ボックスではクローリング方式、XMLフィード方式を利用側で選択できます。

スタンバイの取り込ませ方式

また、スタンバイは新規のお客様はXMLフィード方式のみです。

また、XMLフィード方式利用にあたり、求人サイト(人材紹介・派遣会社・求人メディア)は求人最低件数が100件、採用サイト(直接採用企業)は20件の条件があります、求人数が少ないサイトは使われる予算が発生しないので連携をしませんとのことです。

XMLフィード連携を行うことで仕組みにはよりますがクローリング連携に比べ更新頻度を高めることができ、より効果的な配信が可能となります。XMLフィード連携することによりクローリングよりも柔軟な使い方ができます。XMLフィードはルールがありますし、設定についても変わってきます。求人サイトなどについているととても便利です。

XMLフィードを上手に利用するためには求人サイト側に優れた機能が必要になってくるので、求人サイト制作時に、XMLフィードに対応しているか、キャンペーン分けなどができるか確認をするべきです。
XMLフィードは今後多くの求人検索エンジンなどで利用できるようになるので、複数利用できる仕様にしておくことがベストです。

まとめ

コスト的にはスタンバイが有利になりますが、応募人数を確保できるかが大きな問題になります。応募単価を抑えたり、人数を確保するためには求人数が左右します。以前、求人ボックスが今の形に変わる前にエリア、職種などを絞った求人サイトで人数を獲得するためにクリック単価を1000円で2日間実験したことがありますが、2件のコンバージョンで32万、1登録16万かかったテスト結果が出たことあります。求職者ユーザーの少ないところではいくら入札単価をあげても、また広告クリック後、掲載元に来ても割高になることもあります。

このことからたくさんの応募を獲得したいのであればindeed、スタンバイ、求人ボックスなどを全部使いながらPDCAを回し、エリア・職種による傾向をつかみ、応募単価を下げる努力をしなければなりません。
ただ、すぐに応募につながらなくてもクリックが増えていけば、Googleのオーガニックで良い評価につながります。訪問者を増やしリマーケティング広告などで再度、求人に興味や転職意欲がある見込度の高いユーザーへ再アプローチすることで、コンバージョンにつなげるような手法もとれるので、スタンバイにはindeed・求人ボックスにはない魅力があります。

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