Indeedを活用し、コストを抑えながら採用活動を行うには、やはり無料で求人を掲載することが理想です。しかし、現在の採用市場では、無料掲載だけでは思うように人材を確保するのが難しくなっています。
本記事は2018年10月に公開した内容を最新の情報に基づいてリライトしたものです。Indeedの仕様は年々変化しており、特に2025年3月末には大きな変更が予定されています。これにより、従来のクローリングによる掲載は終了し、「Indeedエントリー」を必須とするXMLフィードの連携が必要になります。さらに、Indeedとの連携には審査やテストが求められるため、以前よりもハードルが高くなっています。
そんな中で、無料でクローリングを活用する方法として「Airワーク(Airwork)」を利用する手段が考えられます。本記事では、最新のIndeed仕様に合わせて情報を更新し、具体的な対策について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Indeed求人掲載|無料クローリング方法
Indeedで無料クローリングを利用する前に、まずはIndeedに求人情報を掲載する方法について理解しておく必要があります。現在、自社の採用サイトや求人サイトをIndeedで無料クローリングさせたいと考えている場合、残念ながらその方法はほぼ不可能になりつつあります。
従来、Indeedはクローリングを通じて求人情報を自動収集していましたが、2025年4月の仕様変更により、この仕組みが終了します。今後、求人をIndeedに掲載するには、XMLフィードを利用したIndeed連携システムが必須となり、さらに「Indeedエントリー」を導入する必要があります。すでにこのシステムを備えた採用サイトや求人サイトであれば問題ありませんが、そうでない場合は、新たに連携システムを導入しなければなりません。
また、仕様変更に伴い、既存のサイトを対応させるには移行手続きが必要です。この手続きには専門的な知識が求められ、適切なサポートがないと、Indeedから届く通知メールの内容が理解できず、スムーズな移行が難しくなる可能性があります。さらに、一部の採用サイト制作会社では、Indeedエントリーの導入に40万円、CMSのバージョンアップに200万円といった高額な費用が発生するケースも報告されています。特に「Drupal」を使用したサイトでは、この影響が大きいと言われています。
そのため、無料でクローリングを活用したい場合は、「Airワーク」や「採用サイトビルダー」などの既にIndeedと連携しているサービスを活用するのが現実的な選択肢となるでしょう。自社開発の採用サイトにこだわるよりも、Indeed対応済みのプラットフォームに移行することで、スムーズな運用が可能になります。
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目次
Indeedの求人掲載方法
Indeedに掲載するにはいくつかの方法があります。Indeed直接投稿、Indeed対応のATS、Indeedエントリー対応のWEBサイトの3つの方法になります。
Indeed直接投稿
Indeedに申し込み、アカウントを作成したうえで、求人情報を直接登録する方法です。これは最もシンプルな方法であり、特別なシステム導入なしにIndeed上で求人を掲載できます。
この方法で求人を投稿すると、自動的にIndeedエントリーが適用され、さらにIndeed PLUSにも掲載されます。そのため、より多くの求職者に求人を届けることが可能になります。
しかし、この方法にはデメリットもあります。自社の採用サイトとは連携されないため、求人情報をIndeedと採用サイトの両方に登録する必要があり、管理の手間が増える点です。特に、求人情報の更新や修正の際に、二重入力が発生する可能性があるため、運用負担がかかる点には注意が必要です。しかし、代理店によっては採用サイトの求人をIndeedの直接投稿に反映できるサービスがあります。そのようなサービスを使えば二重入力の手間がなくなります。
また、2025年4月1日以降、Indeedへの求人掲載の申し込みはすべて代理店経由に変更される予定です。そのため、直接Indeedに申し込むことはできず、代理店を通じた手続きを行う必要があります。今後の運用を考える際には、この点も考慮する必要があるでしょう。
ATSとは採用管理ツール
採用管理システム(ATS)は多くの種類がありますが、Indeed対応かつIndeed PLUSに対応したものを選ぶのがおすすめです。ATSには、応募者管理、適性テスト、オンライン面接設定などの機能が充実しており、基本的には採用業務の効率化を目的としたツールです。そのため、Indeed掲載はあくまで付随するサービスとして提供されるケースが多くなっています。
しかし、ATSの中にはクルートが提供する「Airワーク(Airwork)」のように、Indeedへの掲載やスカウト機能を備え、基本無料で利用できるものもあります。特にコストを抑えながらIndeedを活用したい場合には、Airワークの利用が有力な選択肢となるでしょう。
ただし、Airワークを通じてIndeedの有料サービスを利用する場合は、Indeed代理店経由で申し込むのがおすすめです。代理店を通せば、求人の写真・デザイン作成などのサポートを受けられるほか、Indeed関連の設定や運用代行も依頼できるため、スムーズな運用が可能になります。
一方で、Airワークから直接申し込むと、Indeedの関連会社である代理店に回されるため、十分なサポートを受けにくい点には注意が必要です。また、Indeed代理店には「プラチナ」「ゴールド」「シルバープラス」といった認定ランクがあり、大規模な代理店ほど多くの顧客を抱えています。しかし、少額の利用を考えている場合は、代理店のランクにこだわらず、採用サイト制作や他の求人サイトへの掲載サービスも提供している企業を選ぶのも一つの手です。自社の採用戦略に合ったサービスをしっかり比較検討することが重要です。
Indeedエントリー対応の採用サイト・求人サイト
最後に
この方法(クローリング方法)は正式な方法ではありません。無料や直接掲載によるクローリング方法はありません。よって画面や、方法は変更になることがありますのでご自身の責任によって行ってください。また、記事の中に出てきましたがindeed掲載基準に満たしていないページをindeedに相談しても相手にはしてもらえないのでご自身でしっかり満たすように採用サイトを制作するか、代理店などに相談することをおすすめします。
ナレッジルーム採用WEBマーケコンサルタント 石井
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