絶対に力を入れるべき、モバイルファーストインデックス!

2016年にGoogleが発表した「モバイルファーストインデックス」の導入が発表されました。なかなか、日本国内でモバイル化が進まなかったのですが、2021年3月に強制的に実装されました。2016年に発表された時点でまだまだPCページだけに力をいれているサイトが多く、モバイルファーストインデックスを行うと大きな順位変動が起こり混乱が予想されるのでGoogleが実行できない状態でしたが、小テストを繰り返し昨年の3月に実行した状態だと私は思っています。

参考: Googleウェブマスター向け公式ブログ「モバイルファーストインデックスを開始します」

ではモバイルファーストインデックス(MFI:Mobile – first Indexing)について人材求人サイト運営・制作の観点から説明します。

人材求人サイトはMFIをどうのように考えるべきか?そして今はどうなっている?

MFIについてはいろんなWEBサイトで紹介されています。

簡単に説明するとGoogleがページを評価する際にPCページで評価し順位をつけていたものをスマホページで評価するというものです。

スマホページで評価するということは、スマホページをもたないサイトはもちろん、力をいれていなかったサイトは検索順位が落ちるということです。そのようなサイトはすぐに対応すべきです。

「うちのサイトはレスポンシブ対応なので大丈夫!」なんて安心してはいけません。人材求人サイトとしてどのように考えればよいのでしょう。

1、PC・スマホのレイアウトについて

レスポンシブでよくあるのがPCのレイアウトを上から1カラムに並び替え、フォントのサイズだけを調整してすべて表示しているスマホページです。

これはMFIを本当に理解されていないと思います。ブログやコラムサイトであれば問題ありませんが、人材求人サイトであればスマホに必要なコンテンツ、不必要なコンテンツを考えレイアウトしていかなければユーザー(求職者)の満足は得られません。

Googleでは検索するシチュエーション(状況・場面)によって閲覧端末(主にPC・スマホ)が変わると考えています。

通勤時・移動時はスマホが中心になりますし、自宅ではしっかり閲覧及び入力があるような場面ではPCを使うなど区別をされています。最近では自宅でも簡単な検索であればスマホで行うという方やそもそもPCを持っていない方も増えてきています。

特に人材求人サイトであればユーザーの条件に対して簡単(文字入力がない状態)に、なるべく少ないクリックで求人を検索できるようにしなければなりません。indeedのような一部の求人ポータルサイトではAIを駆使しユーザーに合わせた表示を行い、ユーザーにとって最適な情報掲載をしています。

このようなことからPCサイトそのままで、字の大きさや表示レイアウトを変えるだけでは使いにくいスマホサイトになり、ユーザーからの評価が低くなり、当然Googleの評価も低くなります。

2、MFI対応の注意点

まず、WEBサイト・WEBマーケティング上でとても大事な対応なのでMFIをよく理解してから対応すべきだと思います。安易に考えて対応してしまうと今までの実績が台無しになってしまいます。

例えば、PCサイト上で評価されているコンテンツがスマホでは使いづらい、使えない状態になればMFIでは評価がグッと下がってしまいます。まずはモバイル表示を考えてそのついでにPC表示を考える事をお勧めしますが、現時点(2022年4月)でもPC表示が中心でついでにモバイルになっているサイトが多くあります。弊社でも人材紹介・派遣会社様の求人サイトを制作していますが手直しが来るのはPC側がおおく、ましてTOPページになります。これは本当に無駄な作業だと思います。

逆に現在求人サイトがうまくいっていない企業には大きなチャンスであり、PCのWEBサイトでWEBマーケテイングがうまくいっていない会社は大逆転のチャンスがやってきたと思ったほうがよいでしょう。

それとMFIの導入にあたって考えるべきは「スマホデザイン」「スピード」です。PCよりスマホは一度に閲覧できる画面スペースが小さくなりますし、光回線やADSLに比べると4Gといえども回線のスピードは遅くなります。また、電波の強弱がありますので速度も不安定です。

この小さい画面の使いやすさ、「UI/UX」「スピード重視」はGoogleの従業員からも情報発信がありますが、モバイルフレンドリーやAMPなどがよい例です。

このようなことからMFI対応には「UI/UX」「スピード重視」の観点からも開発をすすめないといけません。PHPのような言語であれば少し工夫が必要になってくると思います。

3、MFI対応の具体的な方法

MFIの対応は求人WEBサイトの状態によって変わります。

①CMS実装のWEBサイト

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは管理画面からテキスト・画像を入れておくだけで特別な知識もなく管理・更新・閲覧ができるシステムのことです。

CMSで作られているWEBサイトであれば既にレスポンシブ対応になっていると考えられます。もう一度ユーザー視点でスマホサイト利用のシチュエーションを確認して必要なコンテンツ、表示する順番などを見直しテンプレート・CSSを変更して構築してみてください。

また、CMSのWEBサイトで多いのはURLの後ろの方に「?pid=1」など「?」と「○○=××」という形式のパラメーターによる動的配信です。「××」の部分の数字を入れ替えることによってテンプレートと呼ばれる1つのファイルで地域の表示を切り替えます。

Googleは影響がないといっていますがパラメーターによる動的配信はオススメできません。競争の厳しい職種である「医師 求人 東京」で検索してみるとパラメーターサイトはほとんどありません。

パラメーターによる動的配信でもタイトル、meta description、meta keywordsの内容がページに即してあれば問題ないのですが、このあたりもチェック・修正されてはいかがでしょうか。

②PCサイト・スマホサイトが別URLを持っているサイト

PCサイトとスマホサイトが別々のURLで運用されているサイトの場合に注意しなければならないのが、canonicalとalternateの設定です。

設定されているサイトも多いのですが、しっかりと設定を行いスマホサイトとPCサイトの区別を適切にすることがとても大切になります。せっかく設定されていてもスマホサイトという名のガラケーサイトの延長程度のWEBサイトも多くみられますので、canonicalとalternateの設定だけではなくサイトの中身もしっかりとしたものを作りましょう。

今まではスマホサイトだけの検索アルゴリズムは存在していませんでしたので正式なページはPCページでした。当然、canonical(canonicalには正式なページを指定します)はPC側でした。今後スマホサイトをインデックスするようになると、canonicalがどうなるのか心配ですが、現時点(2022年4月)はPCのURLの設定そのままでよいとGoogleは発表しています。

具体的には

①PCページにはhead内に <link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)href=”https://www.example.com/sp/”> を記述する。

②スマホページにはhead内に <link rel=”canonical” href=”https://www.example.com/”> を記述する。

③デバイス(ユーザーエージェント)ごとに302リダイレクトをかける。

これは現時点(2022年4月)での対策ですが、MFIが導入され1年が経ち、新規で作るのであればスマホを中心にするべきです。

なお、①・②のhrefの値は、同じ内容が書かれているスマホまたはPCのページのURLを記述します。

トップページ
①はスマホのトップページのURL、②はPCのトップページのURL

A社の求人詳細
①はスマホのA社の求人詳細のURL、②はPCのA社の求人詳細のURL

会員登録ページ
①はスマホの会員登録ページのURL、②はPCの会員登録ページのURL

まとめ

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、ユーザー視点でサイトを作ることです。現在、ユーザーがモバイル・スマホで検索したり、WEB上で手続きをすることがあたりまえになり、モバイルサイトを検索アルゴリズムの対象にして、PCサイトを検索アルゴリズムの対象からはずすということです。

スマホユーザーがどのようなシチューエーション(状況・環境)でどのような情報を求め、早く簡単に知りたいのかを理解し、スマホサイトがない・中途半端なスマホサイトはすぐに改善した方がよいということです。

私が考える今後の求人サイトは求人専用のCMSで作られていて、スマホ・PC専用ページ、そしてAI搭載の「Google Home」「Amazon Alexa」のようなAIアシスタントや、情報収集型AIにも対応できる情報発信サイトになっていく努力をした方がいいかもしれません。

ナレッジルーム採用WEBマーケコンサルタント 石井

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