人材ビジネスの求人サイトはSEO対策を行い検索エンジン(YahooやGoogle)から検索して訪れる求職者を増やそうと当然考えます。そして検索から求人サイトに登録・応募がくると広告費がかからない事から運営者側から考えるとメリットが非常にあります。求人サイトを20年近く運営した経験から感じたことは広告誘導の求職者より自然検索で来た求職者の方が質が良い感じがします。しかし、SEO対策の進歩は激しく、難易度も高くなり、危ない業者も増えており、簡単にできる事ではありません。こちらの記事は2018年に掲載を開始し現状に合わせて定期的に更新をしてきました。
また、「SEO対策」で検索しても様々な情報が出てきて、どの対策を行えば成果がでるのか分からなくなります。まして、求人サイトの制作会社などに話を聞くと、「SEO対策対応済です!」と説明する制作会社の担当者が非常に多くいらっしゃいます。
SEOとは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)であり、Googleに正しくWEBサイトの内容を理解してもらうことです。
ところが未だにバックリンクがどうだとか、中身のないコンテンツを適当に作る事がSEO対策と思っているWEB担当者・制作会社がいらっしゃいます。
このようなグレー・ブラッグなSEO対策は後で痛い目にあいます。Googleを甘くみてはいけません。そしてAIの進化がすさまじくなり、Google概念のハイレベル状態し訪問者のニーズをとらえないと順位は上がってきません。求人サイトで目指す、地域×職種の上位表示も「アグリケーション求人まとめサイト」や大手に支配されています。今後は更に深いロングテールの求人先名、駅名、特徴も含め、求職者の思考を考慮し、「Googleしごと検索」と合わせてロングテールを狙っていかないとうまくいきません。
また、求人サイトは大量の求人情報ページの集合体であり、求人サイト特有のユーザーのニーズを考えなければいけません。求人サイトに特化したSEO対策について一部ではありますが説明いたします。求人サイトにSEO対策を施す時に是非、参考にしてください。
目次
SEO対策はGoogleに視点をおかず求職者におく
その理由はGoogleは「ユーザーファースト」を掲げています。
Googleの理念は昔から変わっておらず「全てはユーザーのために」です。ですからSEO対策はGoogleに視点をおくのではなく、ユーザー=求職者に視点をおく事がSEO対策の基本原則になります。
しかし、Googleが考えるユーザー(求職者)としての評価方法に変化が生まれています。
1、昔のSEO対策
昔からGoogleはユーザーファーストの評価が原則でしたが、評価の方法がすごく単純でした。
評価の方法としてはユーザーの「検索キーワード」に対して、そのページが検索キーワードについて書かれているかを評価するものでした。
具体的には、ページのタイトル・meta description・meta keywordsとWEBページの中にそのキーワードがどの程度入っているかという単純なものでした。
ですから、ページの中にユーザーが検索キーワードとして使うであろう言葉を詰め込むというSEO対策が取られました。
また、被リンク(他のサイトから自社のサイトへリンクを張ってもらうこと)の数で決まっていた時期もありました。
初めはどんなサイトからでも被リンクがあれば評価されていましたので、まったく関係のないコンテンツからのリンクやペイドリンクと呼ばれる対価を支払って被リンクをもらうサービスが出現しました。
しかし、リンクも質とパワーを求められるようになり、上記のようなリンクの効果がなくなってきました。
技術力・資金力がある会社は求人キーワードに適しているサテライトサイト(自社のサイトに被リンクをつけるためのサイト)を20~50サイト程度作り、自動で毎日更新(作成)させ、作成された各ページから被リンクを張るようなことをやっていた求人サイト運営会社もいました。
求人情報で作られたサテライトサイトであればその当時はサイトの質も良く、キーワードに対してのマッチング率が高く、求人サイトに関係の深い被リンクが得られるので、すぐに上位を獲得することができました。
しかし、現在ではこのような「ブラックハットSEO(スパム行為)」を行うと必ず痛い目に遭います。
様々なGoogleのサービスを見ればわかりますが、Googleの技術力は凄まじく、例え新しいブラッグハットSEOが発見されて一時的に上位に表示出来たとしても、必ずGoogleはアップデートを行いすぐにスパム行為として判断され、Googleの検索から削除され大失敗になります。
検索から削除された場合、元の順位に戻すのは至難の業です。Googleのガイドラインに合わせてページの修正や、行った不正な施策を削除したあとGoolgeに申請を行い、Googleが確認して問題がなければ、検索結果に表示されます。(最低でも検索結果に戻るまで数週間かかります)
しかし、ほぼ100%前の順位には戻りません。それは、本来のページの評価ではなく不正に評価を上げていたので、その不正に上げていた評価がなくなれば、検索結果に表示されても元の順位に戻らないのは当然です。
ある日突然、検索結果に表示されなくなることはビジネスにおいてとても大変なことです。
SEO対策はユーザーに視点を置き王道を進むべきです。(Googleのガイドラインを守るべきです)
2、今のSEO対策(2023年10月時点)
今のSEO対策はGoogleの理念に対してWEBページの評価精度が高くなってきています。
ユーザーがどのような背景で検索しているか、どこの場所で、どのような意図をもって検索しているかを高精度で理解しており、検索キーワードが含まれているから・・・というような単純な理由で検索結果を表示するというものではないということです。
ですから「仕事を探しているユーザー」が求人サイトに訪問するときに、どのような「検索キーワード」を使い、どのようにサイト内を移動するか、どこでサイトから離れるか、どこのページを見た人が登録をするか?それはなぜか?このような事に仮説をたてWEBサイトの構造を作っていかなければなりません。
簡単に言えば、入り口⇒回遊⇒登録と考えていく事が必要です。
小手先だけのテクニックではなく、ユーザーが登録したいと思える魅力的なサイトを作ることがSEO対策ととらえた方がよいでしょう。これが私が考える「人材求人サイトのSEO対策」だと思っています。
そして2023年の求人サイトSEO対策にはGoogleしごと検索が大きな影響が出てきます。2020年12月時点でもGoogleしごと検索からオーガニックによる登録が増えてきて逆にindeed・スタンバイ・求人ボックスなどの広告からCPA(コンバージョン)は悪くなる一方です。
特にindeedに関しては2023年4月からクリック単価金額の入札ができなくなり「PR」表示もなくなり、CPA(登録を取る単価)が凄く高くなりました。
indeed内でのクリックで課金され、SEO的なアクセスを稼ぐことができません。そしてログイン状態か非ログインかによって表示されている求人が違っていたり、見ているユーザーによって変わってきています。
また2024年には大きなアルゴリズムや新たなindeedサービスも予定されており、人材紹介会社・派遣会社はCPAが高くなる一方です。やはり、今後はindeedに依存しない求職者の獲得方法を模索していかないと人材ビジネスでは生き残っていけないと話をする派遣会社社長も多くいます。
上記のことはGoogleが掲げている理念を見ればわかってきます。
3、Googleの掲げる10の理念
Googleが公開している企業理念です。この企業理念を見ていくとSEOをどのように考えるべきか良くわかります。この記事は2018年に掲載し2023年10月に更新していますがこの理念がAIの進化に伴い、さらに鋭くなってきている気がします。
①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ユーザー(求職者)がどんな情報がほしいか、何を紹介会社に求めているのか、ユーザー(求職者)によっては様々な特性があるので自社がもとめているユーザー(求職者)にはどのような特徴・性格・ベネフィットを持っているか深堀りしてWEBサイトに反映していく。ここにもAIの進化をすごく感じます。Googleがユーザー(求職者)が欲しがっている情報を超え、本人も気づいていない部分にも気づいているようなところもあります。
②ひとつのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
求職者が「保育士」なのか「IT技術者」なのかなど、職種によって求職者の特徴などが変わってきます。自社の取り扱う職種に応じてユーザーのニーズを極めていくことで入り口から導入、登録率が上がっていきます。
③遅いより速いほうがいい。
サイトを見ているときになかなか表示されないサイトがありますがそんなサイトにいつまでも気長に待つほどWEBの世界は情報が少なくありません。速い表示、速く自分が求めている情報が見つけられるようなWEBページの構造など、速くなければなりません。
特に求人サイトには1万件の求人情報を持つサイトがざらにあり、ユーザーの90%はスマホで見ているので、情報量が多いサイトをスマホで見ても、いわゆる「サクサク」動かないとユーザーは離れていってしまいます。日本のモバイル回線の速度は比較的速く安定していますが、速く表示するためのに検索の構造・作られている言語が大変重要になります。
しかし、これはwebサーバーのSSD化も進み、サーバーを乗り換えるだけでも早くなりますし、2021年以降は5Gや6Gが一般的になるのでスピードを維持できるようなユーザーが増えてくると思います
ただ、WorodPressな仕込みだと複雑に制作するとシステムによる遅延が起こします。WordPressでの求人サイトは気を付けた方がよいでしょう。50件ぐらいの求人情報が登録されている制作デモで「サクサク」動いていても、実際に運用し始めて求人数を増やしたら動きが遅くなってしまって使い物にならないといったことをよく聞きます。言語がPHPで作られているページは特に気をつけた方がよいです。
④ウェブ上の民主主義は機能します。
これはいわゆる被リンクです。被リンクはWEBページの人気投票みたいなものです。被リンク(バックリンク)効果は「少なくなった」や「無くなった」など言われていますが、しっかりとした被リンクであればその力は健在です。
リンクというのは、あるサイトが別のサイトを紹介するときなどに使われます。基本的には良い情報が掲載されているときにリンクが張られます。
被リンクをいろいろなサイトから受ければ受けるほど、そのサイトは人気があるサイトとなります。また、有名なサイトからの被リンクは大きな力を持ちます。(一般人が商品を紹介するより有名人や権威のある人が商品を紹介したときの反響と同じようなものです)Googleはどのようなサイトがあなたのサイトを評価しているかわかります。
しかし、注意しなければならないのは、以前より被リンクに対するGoogleの取り締まりが強化されていて、ペイドリンクやSEO対策会社のどこにでも大量にはる被リンクはプラスではなく、ブラックハットSEO(スパム行為)となるので気をつけたほうがよいでしょう。
良いコンテンツへの被リンクは悪いことをしなくても自然に集まってくるものです。オールドドメインによるサテライト制作、外注による低品質の記事、バックリンク、2018年頃まではこのような被リンクでも上がっていましたが今は全く上がらず、サテライトサイトに上げる記事も魅力的な記事を書かないと評価されません。特にオールドドメインにはスパムリンクが大量についているものが結構多いので気を付けた方がいいし、業者に依頼する時にもどのようなSEO対策をおこなうか聞いた方がよいです。
⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
これは今後、モバイルファーストでサイトを作っていかなければならないということです。
現在でも求人サイトを利用しているユーザーのスマートフォンの使用率は80%から90%です。80%!すごいなと思ってはいけません。さらに調べてみたところ、当社が制作している求人サイトをPCで見ているユーザーが多いエリアは新宿、渋谷、丸の内周辺でした。
弊社が制作した求人サイトはオフィスワーク系のサイトではなく、医療系のサイトですので、もし休憩中などにサイトを見ているとしても、オフィス街からのアクセスは少ないはずですので、PCでのアクセスは同業者やSEO業者などの閲覧だと考えられます。
ですので、このオフィス街からのアクセスを抜くと本来求めているユーザー(求職者)はほとんどスマホで見ていると思ったほうがよいでしょう。もしPCでの実際のアクセス数を確認するには、日曜日は同業者も休みが多いので余計なアクセス数が減り、本来の数値を知ることができます。
今は求人サイトであればモバイルだけでも良いぐらいです。
モバイルファーストはとても重要なことで制作会社・WEB担当者も誤解している方がいますので詳しくは記事にしてみます。
⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる。
これはGoogleの主な収入源の広告に対しての考え方を示しています。
- 広告には検索キーワードと関係ない広告は表示をしない
- 広告にはユーザーにわかるように広告と表示をする
- ポップアップ広告はしない
など、短期間で収益をあげてもユーザーのためにならないことは繁栄しないということです。Googleが検索結果の客観性に対しての信頼が重要であると考えているんでしょう。
⑦世の中にはまだまだ情報があふれている。
情報の形はデジタル・アナログなどさまざまですが、世の中には様々な情報があり、どんどん増え続けています。
デジタル情報であればGoogleで全部検索できると思っていませんか?答えはNoです。
インターネット上にアップされていないデジタル情報は当然見ることはできませんが、インターネット上にアップされているデジタル情報でもGoogleにインデックス(Goolgeの検索に表示される状態)されていなかったり、インデックスされていても正確に情報が伝わっていないとURLを知っていれば直接見ることはできますが、検索にはでてきません。
良い例が「ハローワークの求人」です。ハローワークの求人はすべての求人の詳細ページのタイトルが「ハローワークインターネットサービス – 求人情報詳細」となっていて、タイトルからはどの企業の求人かが全く分かりません。
ある求人の詳細ページがインデックスされているか調べてみるとインデックスされていますが、「会社名 求人」と検索するとハローワークのページは検索では出てこず、indeedやその他の求人サイトがハローワークの求人を転載したページが表示されます。
Googleでもインデックスできないページや情報がしっかりと伝わっていないページ、画像、アーカイブされたニュースなどみつけることのできない情報、うまく表示できない情報がまだまだあるということです。
⑧情報のニーズはすべての国境を越える。
国内の求人サイトにはほとんど関係ないですが、世界が小さくなっているので日本の情報(日本語の情報)であってもヨーロッパやアメリカ、中国をはじめ世界中の方々が見ていますし、知りたい人たちが世界中にいるということです。
⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる。
これはGoogleも労働環境についての理念です。
⑩「すばらしい」では足りない。
Googleはいままでやってきたこと、できない事、常識を打破して「ユーザー視点で」すばらしいを超えて実現できるように努力しつづける・・・これがGoogleのすごさだと思います。
もの凄いスピードでGoogleは変化します。ですから人材求人サイトも常に変化しなければ生き残れないのです。
しかし、GoogleがWEBサイトに求めているものは一貫しています。
ユーザーが必要な情報を提供することです。
小手先の「ブラックハットSEO対策」は絶対にやってはいけません。
人材求人サイトがやらなければいけない内部対策
人材求人サイト、制作運用18年のなかで内部対策も変わってきました。昔はやらなければいけないことでも今はマイナスになるようなことも多々あります。現時点(2023年10月)での人材求人サイトのSEOの内部対策について説明いたします。
1、人材求人サイトのSEO内部対策とは
あるキーワードに対してGoogleの検索結果で上位に表示するために、キーワードを使う頻度・位置、コンテンツの内容、WEBサイトの構造などの対策をすることをいいます。
求人サイトは求人情報が同じようなページが多くなってしまいますので、しっかり対策をすることで天と地ほどの差がでるWEBサイトのカテゴリーに入っています。
2、人材求人サイトのコンテンツとは
今はコンテンツが重要になっていると言われ、そのページに書かれている文章の質も大変重要になってきます。
コンテンツというとコラムやニュース、特集ページというイメージがあります。求人サイトでも大半の求人サイトはそのようなWEBページを作っています。
ただ、人材求人サイトにとって最も重要なコンテンツは求人情報です。求人情報の内容が充実してないのであれば、ニュース・特集などを作るより、しっかりした情報量と更新とGoogleのクローラーに対して理解してもらえるように整備しなければなりません。
今は、とても大切なことです、求人内容が充実している求人は上位に上がります。他の求人サイトをみてチョコチョコって直して掲載したような求人サイト、サイト内がほぼ同じ言い回しをしているようなサイト、ハローワーク求人を転写しているサイトの上位表示は見込めません。
また、Googleしごと検索をみている新しい求人が上位にあがるようになっています。上げっぱなしせず、新しい求人を定期的に上げるような努力が必要です。しかし、昔から運営をしている求人サイトは既にある程度の求人が掲載され新しい求人がありません。そんな時は求人を分解することをお勧めします。例えば看護師の求人などを外来・病棟・オペなど分けることができます。そのように細かく分けることにより、見る側も探しやすくなるので見直してみてください。
その上で特集・ニュース・コラムもしっかりした質のよいものを作るべきです。
3、具体的な人材求人サイトの内部対策
人材求人サイトを制作する上で具体的にどうような内部対策をすればGoogleのクローラーに評価がよくなるか説明します。
①人材求人サイトに必要な検索キーワードをタイトルタグに入れる
検索でヒットさせたいキーワードをタイトルに入れるようにしましょう。
タイトルにキーワードを入れておかないと検索では上位に表示されないだけではなく、検索にヒットすらしません。(検索キーワードで100位以下)
そこで重要なのが、どのページからユーザーがサイトに訪問してくるかということですが、さすがに少なくなってきましたがいまだにユーザーはTOPページから入ってくると考えているWEB制作担当者がいますが、ユーザーは末端ページ(求人詳細ページ)からやってきてくるのです。
昔は検索エンジンの性能、WEBサイトの機能、ユーザーのインターネットの知識など様々な要因がありますが、ビッグキーワード(求人サイトの場合「職種 求人」)と呼ばれるキーワードで検索される機会が多く、TOPページからの訪問が多くありました。
しかし、最近ではロングテール(求人サイト場合「株式会社○○ SE 求人」)など3~5個の複数キーワードで検索されるようになりました。この場合、検索結果には求人詳細のページが表示される場合が多くなります。
よほど大手企業のサイトやビッグキーワードで上位に表示されていない限り、ユーザーはTOPページからはきません。TOPはあくまでも大きなカテゴリーページと理解したほうがよいでしょう。
そして、末端ページに来たユーザーが回遊して様々なページへ移動していきます。末端ページから回遊を行うということは、末端ページは単に求人情報を掲載しているだけではなく、カテゴリーページ・入り口ページの両方をかなえているページという認識が重要です。
ですから大量にある求人詳細の1ページと思わずに、求人詳細は重要なページだと認識して1ページ1ページ別々にタイトルをつくっていくことが必要です。
また、色々な検索キーワードでヒットさせたいからといって、様々なキーワードを詰め込んだり、何度も同じキーワードを入れてしまうと検索結果に表示するときにGoogleに勝手に変更されてしまい意図したタイトルが表示されなくなってしまいます。
最悪の場合、スパムと判定されインデックスすらされなくなることもありますので、キーワードは適度に入れるようにしましょう。
②キーワードはタイトルの前の方に表示したほうがいい?
当然、大事なものは一番初めに言うだろうと考えるのでします。Googleは欧米企業なので結論を先に言います。これは日本と英語圏の大きな違いですが、タイトルに限らずWEB全体に言える事ですがこれはAIの進化によりここ1年ぐらいで変わってきています。前にすることにより文書が変、だったり見るユーザーと一致しない時には評価されません。あまりにも後ろではよくありませんが絶対前が良いは変わってきています。それよりもユーザー目線、クリックされやすいタイトルに意識したほうがよいです。
③タイトルと中身は同じものにする
色々なキーワードで検索にヒットさせたいからといって、ページの中身とタイトルやmeta descriptionに関係のないキーワードを入れたり無理やりこじつけるようなことをしてはいけません。
場合によってはスパム扱いになります。
Googleの理念と同じでこのようなことはユーザーのためにならないので大きなマイナスとなります。
④タイトルは長くても短くてもいけません
タイトルは28から30文字以内に設定するのがベストですが3文字程度までなら表示されるのが95%です(PCトスマホ両方)。(2023年10月現在)
これ以上長くなると省略されてしまうことがあります。また、短すぎると何について書かれているページなのかが分からなくなるので注意が必要です。
求人の詳細ページでは企業名がタイトルに含まれるので一番長い企業名を考慮しながらルールを作っていきましょう。
⑤WEBページの要約を設定する
WEBページの要約をmetaタグの description属性 で設定することができます。
これはGoogleなどで検索をしたときにページの説明としてユーザーにも見られる部分なので安易に決めずしっかり設定しましょう。
descriptionはPCとスマホで表示文字数が変わってきます。スマホでは83文字から92文字程度しか表示されないので、特に最初の50文字ぐらいが重要になります。スマホ中心にしっかり考えていきましょう。PCでの表示よりスマホに合わせるべきです(PCでは156文字から252文字です。)
また、求人数や更新日を入れると、ユーザーの認識が大きく変わるのでクリック率が変わってきます。
求人数が多ければ求人総数を出すことにより多くの求人があることをアピール出来るのでクリック率が上がります。逆にあまり求人数がない場合は数が少ないことでユーザーに避けられてしまう場合があるのでよく考えましょう。
更新日も同じです。更新日が新しければクリック率が上がりますが、更新日が古くなっているとクリック率は落ちてしまいます。
⑥キーワード属性はSEO効果はありません
metaタグ keywords属性 の設定もしておきましょう。
これはGoogleも公表していますが、残念ながらSEO的な効果はありません。
昔はとても大事なタグでしたが、キーワードの詰め込みなどのスパム行為が多なったことやクローラーが優秀になり、WEBページが何について書かれているかを理解していますのでkeywordsを大切な属性としていません。しかし、設定はしておきましょう。
⑦見出しタグ(hタグ)の順序を守る
h1からh6は順番に使いましょう。
これは順番を守って利用することにクローラーが文章の内容を理解しやすくなります。
人間でも整理されている文章は理解しやすいですが、小さな見出しの後に大きな見出しが来たら理解不能になります。ユーザーは読みにくいページにとどまる理由はありません。
クローラーも同じです。まずはh1(一番大きな見出し)をつけ、そのあとは順序よく見出しをつけていくことが大切です。
なお、クローラーに対してアクセス・評価しやすくことを最適化といいますがクローラーが迷わないよう配慮しなければいけませんがこれは長くなるので別コラムで説明します。
まとめ
人材求人サイトのSEO対策は、まず、WEBサイトの構造を整理することです。
タイトル・ディスクリプション・キーワード・h(見出し)の設定を行い、同じタイトルが別のページで使われていない(1ページ1テーマとする)ようにしましょう。
求人詳細の表示や都道府県やエリア・特徴などのカテゴリーページもそれぞれにページごとの違いをしっかり作りましょう。
そして何より重要なのはユーザー視点でユーザーにとって見やすい・探しやすいWEBサイトを制作するよう心がけしましょう。
ナレッジルーム採用WEBマーケ コンサルタント 石井
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