Googleしごと検索(Google for jobs) 、簡単に日本で対応させる方法

Googleしごと検索(Google for jobs)が2018年12月から日本で一般ユーザーにもGoogleしごと検索をよく理解しないまま使われ始めてきています。当社ではindeedよりもGoogleしごと検索からの流入が多くなっています。

しかし「どういうものなのか良く分かっていない…」「どうやれば表示できるのか分からない…」という方も少なくないはず。

Googleしごと検索(Google for jobs)がスタートして2年がたち、色んなサービスで自社採用サイトを作ればGoogleしごと検索に表示されるようになってきました。

Googleしごと検索(Google for jobs)とはGoogleのエンリッチ検索結果

Googleしごと検索(Google for jobs)とは簡単に言えば会社の採用ページや人材紹介・派遣会社の求人サイトをまとめてGoogle検索ができ、検索結果に他の情報が含まれず仕事の情報だけに限定されいろんな角度で絞込みができるようになっているものです。いわゆる検索結果の中で1つのジャンルに特化して検索結果の情報をまとめた、エンリッチ検索結果(Enriched Search Results) というものです。3つのジャンルがあります。求人・イベント・レシピです。詳しくはGoogleのヘルプサイトエンリッチリザルトをご覧ください。

googleforjobs

Googleしごと検索(Google for jobs)に日本で対応させる方法

自社の求人をGoogleしごと検索(Google for jobs)に対応させるにはエンリッチ検索結果に引っかかるように構造化データ(求人をGoogleの指定する形にする)を作成して求人ページにマークアップ(決まっているタグでソースの中に追加すること)することです。

詳しくはGoogleのヘルプサイトの解説ページに公開されています。簡単にまとめた、構造化データのマークアップのやり方が掲載されている下記の記事をご覧ください。

自社コーポレートサイトに採用情報を掲載し求人を「Googleしごと検索(Google for jobs)」に対応させる方法

「Googleしごと検索(Google for jobs)」に対応させる方法はコーポレートサイト採用情報の掲載方法によって変わってきます。

採用情報が固定ページで掲載されている企業サイト

非常に簡単です。Googleしごと検索(Google for jobs)の掲載、どうやるの?5分でわかりやすく説明を参考にJSON-LDフォーマットで構造化データをつくり、メモ帳アプリ(テキストエディタ)などでファイルを編集するだけです。

拡張子が主にhtml・htmであれば十分うまくいきますがphpなどでできているものは知識が必要です。詳しくはあえて書きませんが、専門知識がない場合は危険なので業者へおまかせした方がよいと思います。

企業サイトが「WordPress」などでできている場合

これもそんなに大変ではありません。WordPressの中で投稿ページもしくは固定ページで採用情報を作っている場合、ページをビジュアルではなくテキストで編集できる方法がありますので、そちらからJSON-LDフォーマットの構造化データを挿入するだけです。

ただ、JOB関係のプラグインなどをいれている場合はとても厄介です。基本プラグインのほとんどが外国製のものが多く、プラグインをGoogleしごと検索に対応させるのは至難の業です。Googleしごと検索に対応しているプラグインなどに入れ替えるか、採用情報が少ない場合は固定ページで作り直すほうが早いと思います。

プラグインでは「Jobs for WordPress」が対応しておりますが、しっかり日本語対応されていません。英語が得意でかつ、ある程度WordPressに自信のある方であればJobs for WordPress(Google for jobs対応プラグイン)をいれてみてください。

採用情報ページを採用サイトに変更

Googleしごと検索(Google for jobs) を簡単に日本で対応させる方法は採用ページを採用サイトに変更することです。Googleのヘルプサイトを見て少し敷居が高く感じる方や、制作会社にホームページを任せている企業様は、この機会に採用ページを独立させ採用サイトに変更する方が簡単です。

採用サイトであれば今後の新しいトラフィック(求職者を集める)にも対応されますし求職者のステータス管理などもついており、indeedの対応もできています。株式会社カスタマの「採用サイトビルダーCMS型」であれば月額1万円でかなり綺麗で便利な採用サイトができます。応募率が上がる工夫もできていますので月額1万は大きな投資ではないと思います。

金銭的に余裕のない会社は「engage・AirWorkなど」ご自身で作れるサービスも増えています。自社の写真を加工したり、ITが得意な社員がいれば可能です。しかし、上記のサービスは求人数・使い方に制限があったりするので、求人数が20件程度の募集に適しています。もし、人材紹介や派遣会社及び全国で社員を募集する会社であれば不向きです。

Googleしごと検索対応の人材紹介事業用の求人サイトを安く制作するのであれば「求人サイトビルダー」がお勧めです。

これが簡単に日本で対応させる方法です。また、将来的には変わってくると思いますが現在、アメリカでもGoogleしごと検索だけでなくやはりindeedの影響の方が大きいといわれています。Googleしごと検索で良い結果を出すためにはもともとサイトが持っているパワーが必要です。ただ求人サイトを作り、Googleしごと検索に対応したからどんどん登録・応募がくると考えるのは安易です。

とはいえ、フィルターによる絞込みで求めている求人をすぐに探すことができるようになってくると大きな影響があるかもしれませんし、直接企業の採用募集ページは優先されるといわれているので、企業は自社の採用・募集ページは絶対にGoogleしごと検索(Google for jobs)対応するべきです。

まとめ

Googleしごと検索(Google for jobs)の対応は企業採用募集の求人数によってかわってくると思います。1ページから5ページぐらいであれば手動でJSON-LDフォーマットの構造化データを挿入するだけで十分対応出来ます。

しかし、採用する職種・店舗・支店など募集内容の変更・追加が頻繁に発生するのであれば専用のクラウドサービスを利用することをおすすめします。
自社のコーポレートサイトと採用サイト(採用ページ)を一緒に作ってしまうと度々の求人の変更や対応をお願いすることに時間やコストがかかってくるので採用サイト専門の業者にお任せしたほうが楽です。

採用担当者の目的はGoogleしごと検索(Google for jobs)の対応ではなく採用することが目的だと思いますので独自の採用サイトを作ることにより、Googleしごと検索(Google for jobs)の対応をはじめ、様々なことに対応ができます。(採用サイトは独自ドメインでの制作をオススメします。)

今後、日本での採用は企業活動の中でとても重要であり、採用活動も様々な事(SNS・オウンドメディアなど)をおこなわなければならなくなってきます。その中で採用サイト制作に時間をかけるのはナンセンスだと思います。

ナレッジルーム採用WEBマーケコンサルタント 石井

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