indeed(インディード)の掲載、使った方がいいの?簡単説明!

最近、いろんな会社からindeedの掲載についてどうしたら?というような質問や相談をいただきます。indeedでの求職者獲得単価が高くなった、作った求人が発見できない、使った方がいい?という質問や問合せをよくいただきます。indeedについては色々、情報発信してきましたがここに来てindeedの掲載がうまくできていない会社(特に派遣会社・人材紹介など)が多く、現在(2023年5月)のindeed掲載について記事にしました。

indeedの掲載がうまくできていない理由はindeedの掲載ポリシー・アルゴリズムに対応できていないケースが多い事と、派遣会社・人材紹介などの求人より直接募集求人が優先されていることです。さらにそこにプラスして、2022年10月に改正職業安定法が全面施行されたことです。少しでも掲載がされるようこの記事を参考にしてください。

indeed、使った方がいいの?

結論からいうと「indeedは使った方がいいです」しかし、indeedに依存するのは危険です。これはindeedだけではなく、WEBマーケティングは常に変わります。特にIT・WEBの環境変化はサイクルが短いので一つのやり方に依存すると経営的に危険であり、大きなリスクになります。

なぜ、indeedを使った方がいいの?

それはindeedが一番、利用する求職者がダントツに多いからです。そしてindeedを利用するにはindeedを理解することです。また、indeedの掲載を有利にする方法は常に変化することを理解することです。2,3年前に記事を見て勉強してもうまくいきませんし私の感覚で言えば半年ぐらいで変わっているような気がします。

どんな職種でもindeedは集まるの?

さすがのindeedでも得意・不得意な職種があります。傾向でみると専門職種は得意ですがハイクラスなホワイトカラー系の求職者獲得はやはり、ビズリーチなどのスカウト系が強いと思います。もっともな話ですが弱い職種で集めようとするのであれば難易度が高くなります。また、難易度が高くなるのは専門系でも求人倍率が高くなっている職種になります。さらに職種の中でもまだましな方と最高に難易度が高いものに分類されます。

具体的にどんな職種?

例えば「介護職・看護師など」求人倍率がたかくなるのは老人ホーム施設系の仕事で求人倍率14倍ともいわれています。いわゆる1人に対して募集求人が14求人あることになりますので募集にお金を使っても集まらないのは当たり前です。しかし、看護師の日勤クリニックや美容系求人には比較的に集まってきます。

人気の職種であればindeedの中でも集まりやすいですが不人気な職種はやはり、indeedでも集めるのが大変です。具体的にはドライバー・介護・医療系・保育・建設などもともと集めるのが大変な職種にプラス、コロナで不人気になった職種、例えば、ホテル・旅館・飲食などコロナで大変だった業界にも労働者は戻ってきていません。

職種に合わせて採用を考えその中でindeedを使う

例えばドライバー採用を考える場合、indeedだけで採用を成功するのはかなりの予算を使い難しいと考えた方がよいでしょう。まずは根本的に考えその中でindeedを利用するのが賢明です。

ドライバーを採用するためには、いくつかのアプローチがあります。以下はそのいくつかの例です。

  1. 従業員募集の範囲を広げる: 運送会社がドライバーを募集する場合、応募者が限られてしまうことがあるため、広い範囲に募集を広げることが重要です。具体的には、自社採用サイトや求人サイト、採用イベント、紹介会社イベントなどに参加することが考えられます。
  2. 待遇を改善する: 待遇を改善することで、ドライバーが運送会社に興味を持つようになるかもしれません。例えば、高い給与や福利厚生を提供することが考えられます。
  3. 労働環境を改善する: 労働環境を改善することで、ドライバーが長期的に勤めることを望むようになるかもしれません。例えば、車両や工場の改善、運行ルートの見直し、ドライバーの負担軽減などが考えられます。
  4. スキルアップの機会を提供する: ドライバーのスキルアップの機会を提供することで、ドライバーがやりがいを感じるようになるかもしれません。例えば、研修やキャリアアップの機会を提供することが考えられます。
  5. パートタイム勤務の導入: 中小規模の運送会社では、ドライバーを常時雇用することが難しい場合があるため、変動型パートタイム勤務を導入することが考えられます。これにより、ドライバーと運送会社のニーズを調整することができます。

これらのアプローチの中から、運送会社にとって最適な方法を見つけ、各アプローチの中でindeedを上手に利用することが重要になります。また、ドライバーの採用には時間がかかることがあるため、短期間で解決する考えは持たず焦らずに着実に取り組み、採用予算を考えることが重要です。

indeed掲載の仕組み

indeedを利用する前にindeedの仕組みを理解することが大切です。また、indeedの仕組みにプラス、アルゴリズムがあり、2023年4月からは大きくindeedが変わりました。クリック単価入札制がなくなり、キャンペーンごとの月額予算制になりました。これは変化の中でも大きな変化になり、求職者獲得単価の上昇につながっています。そして一部今までクリック単価入札制で得たノウハウは利用できない形になっていますので各社、戸惑いながら運用をしている状況です。

indeedは収集した求人情報をAIを使い情報の整理をおこなっています。そして求人情報を収集するページは企業の採用ページだけでなく、ハローワークや求人ポータルサイト(タウンワーク、とらばーゆ、バイトルなど)、人材紹介、派遣や成果型求人サイトも掲載されていますので仕事を探している人にとってはあれこれ見にいかなくて済むので非常に便利なサイトと感じるはずです。また、仕事を探してindeedを見にきた求職者に求職者のクリック動向にもとづいて求人を個別に表示しています。仕事を探している求職者はやけに自分が探している求人がよくでてくると感じているはずです。

そしてこれまでは他の求人サイトや他社の採用サイトをクローリングしていた情報から多くの企業がindeed掲載を望み、推進されたことにより、ATSやindeed直接投稿など求人が増えていき有料広告の割合も多くなり、無料で掲載される1ページ中の割合も少なくなりました。

indeedは無料で掲載できる?

indeedはCMであれだけ無料!無料!と言っていますので当然無料で掲載できます。

ではなぜ、代理店から掲載しませんか?などの連絡くるのでしょうか?

2年前まではindeed内1ページの中に有料枠と無料枠エリアがあります。PCで上から4枠、下から2枠、計6枠が有料枠エリアでその間にある10枠が無料枠エリアです。ですのでPCは1ページに16求人が掲載されていましたが現在2023年は見る人によって変わってきています。初めてindeedを利用するユーザー(求職者)には無料枠の求人が多く表示されますがよくindeedを使っているユーザーにはほとんどが広告枠の求人を表示しています。よく、indeedを使うユーザーには求人を探している求職者の他に人材ビジネスの業者が多く利用しています。彼らは自社に相談にきている求職者に紹介する求人を探すためにindeedを使います。また、indeedに掲載しているクライアントが掲載を研究や同業他社への動向を探る目的でつかっています。いわゆる、indeed内ではかなりのムダクリックがされている事が推測されます。

結論から言うと無料によるindeedの効果は期待しない方がよいです。無料で何とかしようと苦労して時間をかけても時間の無駄になります。特に2023年の人手不足状態であれば顕著に表れています。

indeedの掲載、本音の話

indeedを利用せずに採用を効果を出す方法はどうしても古い手法になってきます。まして費用をかけないことで考えるとハローワークと自社のコーポレートサイトだけです。

これで採用するのであれば自社の求人に魅力があるか?からまず冷静に見てみましょう。魅力(給与・お休み・仕事の内容など)があればハローワークと自社のコーポレートサイトだけでも採用できます。ただ良い人・優秀な人を望むと時間がかかると考えておきましょう。

indeedでは魅力のある求人であれば自然クローリングで掲載されます(保証はしていません)し、ハローワーク経由でindeedに掲載もされます。ただ、自社の求めている職種が人材不足系(医療・飲食・重労働・IT系など)であればindeedの有料掲載を利用すべきです。

indeedの有料掲載でも、地域×職種×募集条件によって応募単価・採用単価が変わってきます。そして企業で変えられる募集条件にプラス、採用サイト・採用ページによっても応募単価・採用単価が変わってきます。

indeed有料掲載を使わなくても結果が出せる会社

新卒採用に成功されている上場企業では中途採用で人材不足系の職種外であればindeed有料掲載を利用する前にオウンドメディアリクルーティングに力を入れるべきだと思います。SNS・社員紹介・有料人材紹介などがおすすめだと思います。その中でindeedの無料掲載(自社サイト採用情報のクローリング)を必要であれば利用する方がよいと思います。

indeed有料掲載で結果を出せなかった会社

これはindeed予算×地域×職種×募集条件プラス採用ページの何かが欠けていたということになります。

採用ページの出来が悪く応募につながらないパターンも多くあります。大事な物を汚いお店と綺麗なお店であればやっぱり綺麗なお店で購入したいし、汚いお店であればやはり躊躇します。せっかくの自社の採用ページも古臭いホームページでは応募率も下がります。

「indeed代理店のキャッチコピーで○○職種20名が応募単価8,000円で・・・みたいなものを信じでindeedを使ったけど採用できなかった!」
職種だけではなく地域や他社との競合状態や時期によっても応募単価は変わります。特に職種が異なれば応募単価は大きく異なります。人材不足の職種はもちろん応募単価も高くなります。

「地域の平均賃金が1200円に上昇しているのに時給900円でindeedを使っても採用できなかった!」
これはindeedの問題ではなく自社の問題になります。

しっかり考察していけばindeedの利用はプラスに働きます。

まとめ

indeedは地域×職種×募集条件によって成果を出す為の費用が変わってきます。

採用が大変な職種に相場より給与や時給が低いままindeedに多額な予算をかけても集まりません。やはりそこは大変ですが見直しをしていかないと採用にはつながらないと思います。

「いやいや、うちは給与は安いけどこんないいところがあるんだよ!」ということであればしっかり求人ページに書くべきです。面接に来た方にだけ説明するのではだれも応募してくれません。(応募がなければ採用もありません)

indeedの企業理念は「We help people get jobs(人々の仕事探しのお手伝い)」、検索エンジンを運営するスタンスとして「job seeker first(すべては求職者のために)」という思いですので求職者にとって良い仕事は見つかりやすく、良くない仕事はindeedの中で見つかりにくくなっています。これがAIと求職者のクリックで考察され求人が表示されていくのです。

当然、見つかりにくい求人には有料でも予算も高くなるということです。これが基本ですが運用や採用サイトで失敗しているケースも多々あります。indeedの代理店の中には売上を上げるために予算の無駄遣いをさせている会社もいます。失敗ぎみの方はセカンドオピニオンも必要だと思います。ただ、セカンドオピニオンもしっかり選んでいく必要があります。

ナレッジルーム採用WEBマーケコンサルタント 石井

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