「スタンバイ」とは、求人情報に特化した検索エンジンの一つです。このサービスは「Yahoo!しごと検索」と統合され、その結果、スタンバイの求人情報はYahoo!の検索結果にも表示されるようになりました。これは他の求人特化型検索エンジンとの大きな違いの一つです。
国内最大級、利用者数1,000万人超!『スタンバイ』は求職者にとって不可欠な求人検索エンジンです
この記事では、スタンバイの特徴と、求人を掲載する際のメリットについて詳しくご紹介します。
スタンバイの概要
スタンバイは国内でトップクラスの求人検索エンジンです。2023年11月1日時点で、1,000万人以上の求職者が利用し、掲載されている求人数も1,000万件を超えています。このプラットフォームでは、誰でも簡単に求人を無料で掲載できます。また、全エリア、全職種、あらゆる雇用形態に対応しているため、多様なニーズに応えます。更に、有料で求人を掲載することにより、より効率的に応募者を増やすことが可能です。
Yahoo! JAPANの検索上位に表示
スタンバイは「Yahoo!しごと検索」との合併によりサービスが一本化されました。その結果、スタンバイで掲載される求人はYahoo!の検索結果にも現れるようになり、Yahoo! JAPANのユーザーにもアクセスできるため、多くの人々へのリーチが可能になり、幅広い層からの関心を集めることができ、これが大きな特長となっています。
求人掲載が無料(有料掲載もあり)
スタンバイでは、求人情報の無料掲載が可能です。求人専門の検索エンジンやリスティング広告を使いたいけれど、広告費用の負担が心配な企業にとって理想的です。
無料で自社の求人を宣伝できるので、予算に余裕がない場合でも安心です。さらに、高い効果を望むなら、有料の広告を活用することもおすすめします。
月間1000万人に超えるユーザーへ
月間1000万人を超える求職者が利用しており、indeedや求人ボックスと並ぶ、求人専門のアグリケーション系の求人サイトです。
自社の求人サイトから求人情報を転載可能
スタンバイは、自社の求人サイトがない企業でも使えます。しかし、すでに求人サイトを持っている企業には特に便利です。
なぜなら、求人サイトや採用ページにある情報をクローリング方式により、そのままスタンバイに転載できるからです。
これにより、新たに求人情報を入力せずにすみ、手間が省け、効率的に求人情報を広めることができます。
有料広告は金額次第で上位表示が可能
スタンバイでは、Indeedに比べて有料広告を使用している企業が少ないため、比較的低いクリック単価で求人を上位表示させることが可能です。さらに、良いクリック率を出せれば、無料枠であっても上位に表示される可能性があります。
無料枠のクリックには料金がかかりませんし、広告掲載に比べてクリック率が高くなる傾向があります。また、応募ボタンか掲載元で見るボタンのどちらかを選択できるので、自社の求人サイト戦略に合わせて選ぶことができます
スタンバイの求人掲載の特徴・強み
スタンバイにはindeedや求人ボックスにない特徴があります。
Yahoo!しごと検索との統合
スタンバイの強みは2020年12月に、「Yahoo!しごと検索」がスタンバイに統合され、その結果、Yahoo!で求人に関する検索を行うと、スタンバイの求人情報が優先的に表示されるようになりました。
indeed、求人ボックスはSEO的に成功していることでGoogleユーザーに強い要素があります。スタンバイへ統合の変更により、全国の様々な層のYahoo!ユーザーに対して効果的にアプローチができるのが強みになります。
安心のクリック課金制
スタンバイでの求人掲載は、クリック課金制です。これは、求人情報が実際に閲覧されたときのみ費用がかかるということです。無料枠での表示もされます。またクリック上限の設定が可能です。(indeedではクリック単価制から予算制に変わっています)
このシステムにより、少ない予算でも効率的に求職者にリーチすることが可能です。
自社求人サイト、採用サイトと連携
スタンバイは「クローリング」という技術を活用しています。これにより、求人掲載に必要な情報を自動的に読み取り、その情報を基に求人が掲載されます。
このクローリング機能を利用するためには、「Feed(フィード)XMLファイル」を利用しなければなりません。以前はスタンバイが求人サイトに読込をおこない求人情報を収集しておりましたが現在は求人データだけXML形式で書き出すかファイルをアップする形式に変更されています。
直接スタンバイに依頼するか、代理店や支援サービスを通じて手配することができます。この方法を使えば、新しく求人ページを作る手間が省け、効率的に求人掲載を行うことが可能です。
無料クリックでの応募も見込める(求人内容によるが)
indeedではクローリング求人サイトへの無料枠クリックでの応募が見込めない中でスタンバイでは無料クリック(オーガニック)での応募が見込めます。日本全体が人手不足で求人広告費が高騰する中でいつまで続くかわかりませんが予算があまりない会社にとっては大変魅力的なサービスです。
1000万人ユーザーの属性
スタンバイの月間利用ユーザーは2023年5月の時点で1000万人を超えました。1000万人のユーザー属性をご紹介します。(出典:「スタンバイのお役立ち情報」2023年11月)
幅広い年齢層や属性にアプローチ
Yahoo! JAPANの優先的な表示により、スタンバイは、若者からシニアまでの幅広い年齢層に利用されています。新卒者、第二新卒者、経験豊富なベテラン、学生、主婦、シニアといった多様な人材にアプローチできます。
全国どこでも人材募集が可能
Yahoo! JAPANとの連携により、スタンバイは全国規模でのリーチを実現しています。北海道から沖縄に至るまで、日本全国どこでも求人を掲載し、幅広いユーザーにアプローチすることができます。
今必要な雇用形態を募集
スタンバイは、アルバイト・パート、正社員、派遣社員、業務委託など、様々な雇用形態に対応しています。これにより、あなたの会社の採用戦略に合わせて、必要な雇用形態で人材を募集することが可能です。
求人掲載開始までの流れ
スタンバイの求人掲載にはまず、大きく2通りわかれます。これは直接スタンバイに申込を行うかスタンバイの正式代理店にお願いする方法です。
このセレクトにより求人掲載までの流れが変わります。メリット、デメリットはスタンバイへ直接依頼すれば運用手数料がかかりません。代理店経由であれば大抵、広告費用の15%から20%程度です。しかし、スタンバイ直接であればサポート部分が多くは望めません。1人セールス担当が50社から100社程度ですので金額にもよりますがお知らせ連絡がくる程度と、考えていた方が良いでしょう。
代理店に申込むメlリット
運用手数料を支払うことで、正規代理店では多様なサポートを受けられます。主な目的は、「登録応募単価を低くする」ことですが、代理店によっては求人サイトや採用サイトの制作も提供しています。(代理店によります)
また、フィードデータの作成から掲載管理まで、一括してサポートする代理店もあります。このようなサービスを利用すれば、支払う運用手数料以上の価値を得られるでしょう。
スタンバイに直接申込方法の流れ
1.お問合せ:スタンバイのお問合せフォームから問合せを入れる
https://jinji.stanby.co.jp/contact
2.必要事項の確認:問い合わせ内容に即してスタンバイ担当者より連絡があり、自社の求人採用サイトのURLを共有します。スタンバイより必要事項の確認があります。
3.自社求人採用サイトの審査:スタンバイが確認し求人採用サイトの内容を審査します。
4.申込の提出:申込内容を確認でき次第、自社求人採用ページ、求人票をスタンバイシステムに連携し、アカウントを発行されます。
5.有料配信の設定:アカウントよりログインをおこない有料配信の設定をする。
6.掲載スタート
※直接申請される前に正規代理店に相談をおすすめします。一度申請されNGになると代理店経由でも審査に落ちる事が多いからです。一度、代理店に事前に求人採用サイトを確認してもらってから提出することで申請が通ります。(事前に修正をおこうなう)
スタンバイ正規代理店の申込方法の流れ
代理店によって提供されるサービスはさまざまです。まずは代理店に問い合わせをして、どのようなサポートやサービスが利用できるか説明を受けましょう。
一部の代理店では、上述したように幅広いWEB技術力を持ち、多岐にわたるサポートを提供しています。
しかし、中には単に窓口業務のみを行う代理店もあります。各代理店の提供内容を聞いてから、最適な選択をすることをおすすめします。
スタンバイ掲載が向いている企業
スタンバイは、Indeedよりも掲載基準が緩く、特に自社の求人サイトの発展を目指す企業に適しています。
Indeedの場合、ハローワークの求人が掲載されていないこと、非公開求人がけいさいされていないことなど、厳しい掲載ポリシーがありますが、スタンバイではそうした制約が少ないです。広告以外からの訪問者を増やしたい企業にも良い選択です。
また、予算が限られている企業にも向いています。スタンバイではクリック単価の上限を設定できるので、月間の広告予算を抑えることが可能です。
スタンバイとIndeed・求人ボックスとの違い
スタンバイ、Indeed、求人ボックスは、日本における3大アグリゲーション型の求人サイトです。これらのサイトの違いについて説明しますが、この説明には私個人の意見も含まれていることをご了承ください。
ユーザー数から
スタンバイとIndeed・求人ボックスとの違いについては利用される求人サイト・採用サイトによって変わってくるような感じがします。一般的にはユーザーが違います。indeedに関しては月間利用者が4000万人に達しております。求人ボックスは月間利用者が800万人(2023年11月現在)で、indeedはスタンバイの4倍です。
indeedを利用するユーザーが1番多いのでindeedが1番使い勝手が良いサービスなのかというと一概にそうではありません。
indeedでは有料・無料の表示がなくなり、有料での表示が大変多くなり、スタンバイ、indeed、求人ボックスのなかではスタンバイが一番、無料枠が多くなっています、なのでindeedでは良い結果が出せない企業でも良い結果を出せる企業もいます。
利用ユーザー数がやはりindeedよりは落ちますので多くの求職者を求めるのであれば応募単価が高くなりますがindeedが有利になります。
料金から
スタンバイ、indeed、求人ボックスともにクリック課金制です。
スタンバイ |
indeed |
求人ボックス |
|
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料金体系 |
クリック課金制 |
クリック課金制 |
クリック課金制 |
クリック単価条件 |
30円以上1000円以内 (入札制) |
月額予算制(全自動) |
25円以上1000円以内(入札制) |
クリック単価相場 |
50円~350円 |
80円~1000円 |
50円~500円 |
無料掲載
スタンバイ、Indeed、求人ボックスはいずれも無料で求人を掲載することが可能ですが、無料掲載だけで良い結果を期待するのは難しいかもしれません。Indeedでは直接投稿が可能ですし、求人ボックスには採用ボードがあります。
しかし、スタンバイでは現在、求人票を直接作成する機能はなく、フィードかATS(応募管理システム)を利用する形になっています。
フィードやATSを用意できる企業にとっては、スタンバイは非常に有利な選択肢です。ただし、掲載するためには一定の条件があり、採用サイトの場合は求人が20件以上、求人サイトの場合は100件以上必要です。(2023年11月現在)
この条件を満たすことができれば、スタンバイを利用する価値があると考えられます。
まとめ
スタンバイを利用することのメリットを考慮すると、利用する価値があると言えます。無料枠での表示によりアクセス数の増加により、月額の広告費だけでなく、サイトの成長にも寄与します。特にIndeedで応募単価が高い場合や掲載に迷っている方には、スタンバイがおすすめです。ただし、スタンバイを利用するにはデータフィードの使用が必要ですので、WEB技術に精通した正規代理店を通じて申し込むことを推奨します。