スーパーにも本格展開へ 無人営業化ソリューション「デジテールストア」をTHE SUPERに導入 人手不足対応に新たな一手

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有限会社オークボフーズは2025年5月1日、三重県名張市で運営する食品スーパー「THE SUPER」に、株式会社Nebraskaが提供する無人営業化ソリューション「デジテールストア」を導入したことを発表しました。これにより、同店は有人と無人を組み合わせた24時間営業のハイブリッド運営体制を開始しました。

「デジテールストア」は、LINEとQRコードを用いた入店管理、キャッシュレス決済、セルフレジといった最新のテクノロジーを活用し、店舗の無人化・省人化を可能にするソリューションです。これまでは書店やメディアショップでの導入実績があり、今回が初のスーパーへの導入となります。

THE SUPERでは、深夜早朝など従来人員を確保しづらい時間帯にも営業が可能となり、営業時間に縛られない購買体験の提供と同時に、人件費の最適化も図ります。実証実験では万引き等のトラブルもほとんど報告されておらず、導入効果の高さが注目されています。

今後はこのモデルをもとに、車を持たない高齢者が多く住む過疎地域にも対応できるような、24時間営業のミニスーパー展開も視野に入れているとのことです。


コメント

人材不足がもたらす革新、無人化技術の実用化に注目

人材不足という課題が深刻化するなか、今回のような“無人営業化”ソリューションは、小売業界における新たな標準になる可能性を感じさせます。Nebraskaの「デジテールストア」は、単に人件費を抑えるための無人化という枠を超え、LINE連携による入店管理や、購買履歴を活用したマーケティングの土台構築といった点でも注目すべき取り組みです。

地方では特に「人が集まらない」「夜間に営業できない」といった課題が顕著ですが、こうしたハイブリッド無人店舗の仕組みが広がれば、買い物難民の解消や地域インフラとしての役割も担っていくでしょう。

人手不足の時代において、今までの常識を覆すようなサービスが次々と生まれてくることが予想されます。まさに、DXによる社会課題解決の好例であり、今後もこうした動向には目が離せません。

今後、Nebraskaのようなテクノロジー企業と、地方スーパーや専門店との連携がさらに進むことで、小売業の在り方自体が大きく変化していくかもしれません。持続可能な地域経済を実現するためのヒントが、ここにあるように感じます。

株式会社リーディングマーク /同社プレスリリースより転載 5月2日発表 PRタイムズ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000117071.html
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