Indeedが仕事探しの活発時期を調査 1月から検索が急増し3月がピーク 企業の採用戦略に重要なデータ

Indeed調査報告

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Indeed Japan株式会社は、仕事検索が最も活発になる時期に関する調査結果を発表した。調査によると、仕事検索数は1月から増加し、3月にピークを迎える傾向が明らかになった。これは求職者の転職活動が活発化する時期であり、企業にとっては採用の好機となる。

また、職種別に分析したところ、「飲食」業界の仕事検索数は5月がピークとなるなど、他の職種とは異なる動きを示すことも判明した。

1. 仕事検索数は1月から増加し、3月がピーク 企業にとって採用の好機

Indeedが分類する約50の職種において、検索ボリュームを調査した結果、1月から検索数が急増し、3月にピークを迎える職種が多数存在した。

検索数が3月にピークを迎える主な職種

  • 事務

  • 医療関連

  • ドライバー

  • 歯科

  • 営業

  • 警備

  • 不動産

  • 運送

転職市場が活発化する背景として、以下の要因が考えられる。

  • 1月は新年のスタートとともに転職活動を始める人が増加する

  • 3月は企業の人事異動の発表があり、新たなキャリアを検討する人が多い

  • 4月入社のタイミングを狙い、3月に転職活動を本格化する求職者が増える

企業にとっても、1月から採用活動を強化することで、より多くの優秀な人材とマッチングする可能性が高まる。

2. 飲食業は異なるサイクル 5月が検索ピーク

一方で、「飲食」業界の仕事検索は、他の業界とは異なる傾向を示した。Indeedのデータによると、飲食業の仕事検索数は5月が最も多く、6月も高い水準を維持している。

この背景には、大学生の新学期開始に伴うアルバイト探しの動きがあると考えられる。

  • 4月に新学期がスタートし、履修登録が確定した後にアルバイト探しを始める学生が多い

  • GW明けにアルバイトを始める人が増えるため、5月の検索数がピークに

飲食業界では、このタイミングに合わせて求人を出すことで、より多くの求職者と出会える可能性がある。


コメント

Indeedの影響力はさらに拡大 採用市場を左右する重要なデータ

リクルート社が運営するIndeed・Indeed PLUSなどの影響力は非常に大きく、今回の調査データも企業の採用戦略にとって重要な指標となる。
特に、1月から3月にかけて仕事検索数が増加するトレンドは、企業が採用活動を強化すべき時期の目安として活用できるため、データの信頼性が高いIndeedの調査は今後も注目されるべきだろう。

また、Indeedは単なる求人検索サイトではなく、企業の採用戦略において必要不可欠なツールとなっている。Indeedを活用することで、求職者の動向を的確に把握し、より効果的な採用施策を展開できる。

今後もIndeed関連ツールの進化に注目しながら、企業が求職者と最適なタイミングで出会うためのデータ活用がますます重要になりそうだ。

Indeed Japan株式会社 /同社プレスリリースより転載 3月14日発表 Indeed Press Room

https://jp.indeed.com/press/releases/20250314
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