ニュース要約
株式会社アイドマ・ホールディングス（以下：アイドマHD）は、2025年6月27日付で、HRプラットフォームを展開する株式会社カイマクの株式を取得し、連結子会社化したと発表しました。
アイドマHDは、クラウドワーカー56万人以上を抱える「ママワークス」などを通じて、営業支援・業務支援・経営支援の三本柱で事業展開を進めてきました。一方のカイマクは、AIによる自動スカウト機能や採用DBを活用したアポイント獲得支援、SES型エンジニア派遣を手がけるスタートアップで、テクノロジーを活かした人材事業に強みを持っています。
この提携により、営業支援や採用支援におけるデータ活用の強化、リモート人材の活用の高度化、そしてエンジニア派遣市場への展開強化が進むとみられ、グループとしての競争力が一層高まる見込みです。
コメント
リモートワーカーに強みを持つアイドマHDと、AIマッチングに強いカイマクの融合は今後の人材業界に新たな風を吹き込む予感
今回のアイドマ・ホールディングスによるカイマクのグループ化は、人材業界における大きな戦略的転換点といえるかもしれません。
アイドマHDは、子育て中の女性や地方在住者などを中心にリモートワークの就業機会を提供する「ママワークス」を運営しており、柔軟な働き方に特化したクラウドワーカーの基盤を持っています。一方で、カイマクは、SES（システムエンジニアリングサービス）やAIマッチングに特化したHRテック企業として、精度の高い人材マッチングと還元率83％という高待遇のエンジニア派遣モデルを確立しています。
この2社の融合は、まさに「リモートワーカー×テクノロジー×高付加価値人材支援」という、現代の働き方の潮流に完全にフィットした取り組み。採用活動の非効率さを解消し、地方・女性・シニア・ITエンジニアなど、さまざまな層の人材に新たなチャンスを届ける仕組みづくりが期待されます。
アイドマ・ホールディングスは、すでに13,000社以上の顧客基盤を有しており、そこにカイマクの採用DBやAIスカウト機能が加わることで、より再現性のある採用支援・営業支援が実現可能になります。
今後は、AI活用の深化、地方創生型雇用の拡大、SESや業務委託モデルの進化など、多様な雇用の未来に向けた動きがますます加速していくでしょう。
アイドマHDとカイマクのシナジーが生む“次世代型雇用ソリューション”に、今後も目が離せません。
